おしりの悩みがいえなくて

十代半ばで痔と出会いました。わたしと痔との戦いの記録。

初体験

見られています。

 

今、わたしは肛門を見られています。

 

「まず触診しますね~。あ、確かにぷくっと大きく腫れてるね。」

 

という声と同時に、指(たぶん)が躊躇なくおしりに入ります。

軟膏のようなものが同時に塗られている感じでした。

 

この日は痛みがない時期だったので、おしりの異物感だけだったのですが、

痛みがある痔のときだったら痛かったかもしれません。

 

ぐりぐりぐり…

 

今日はやることなすことすべてが初体験です。

 

もうこの時は、恥ずかしさよりも一体わたしの痔はどういう状況なのかが気になって仕方ありませんでした。

 

「あー、これだね。これこれ。」

 

背後から聞こえてくる声に

 

“そうそう、それだよ!!”

 

と心の中で返事をしていました。

 

「次は肛門鏡入れますね~」

 

肛門鏡。

得体のしれないものが肛門に入ってくるようです。